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黛 潤一郎 CGのお仕事でサウジアラビアのリヤドに滞在中です。どうでもいい様な他愛も無い事を日々書き連ねているブログですが、どうぞ宜しくです。


by KuronekonoKujira
案の定、僕の説明がさっぱりわからない様子のタクシーの兄さん。たまたま通りかかったお姉さんを指差し「アラビック、イングリッシュ」とか必死の形相で言っています。つまり、あの人に通訳を頼めと、どうやらそんなところらしいです。仕方ない。「あのースイマセン。彼、タクシーの運転手なんだけど、全く英語が出来ないらしいんですよ。それで申し訳ないのですが、英語からアラビア語への通訳をお願い出来ないでしょうか?」と僕も持てる限りの英語力を振り絞って丁寧にお願いしてみます。すると、「あら、いいですよ。」と色好い返事が。どうでも良いですが、このお姉さんも物凄い美人さんです。頭の大きさもすらっと伸びた手足も同じ人類とはとても思えません。そして、ありがたい事に、僕が伝えたかった事と、行き先を全て丁寧に説明してくれました。

さあ、これで一安心と、荷物を積むとタクシーが走り出します。ところがまた一波乱。兄さん、タクシーのくせに全然、道がわかっていない様子。確かにかなりベイルートの街から離れた山の上の小さな町にあるホテルなのですが、距離にしてたかだか15km程度。タクシーやってるのなら勘でもなんでも近くまでは行けるでしょう?ところが、その方向へ向かう道すら知らない様で、数分走る度に必死に道行く人や並んだ車の運転手に道を聞き、グルグルグルグルなんだか同じ様なところを行ったり来たりしやがるんです。もう知らん。「もういいから降ろせ」と言う言葉すら通じず、こちらも半ば、「どうにでもなれ」と開き直るしかありません。

それでも最初の通訳してくれたお姉さんの情報により、ホテルはブルームマーナというところにあると言う事は分かっておりましたので、散々迷いながらもなんとか徐々に徐々に近づいているのがわかります。何と言ってもトンでもない坂道を延々と登り続け、周りの景色が明らかに街から山に変わって行くのですから。本当は距離からすれば30分もあれば十分に着ける位なのですがね。そこは兄さんも必死です。生活かかってるんでしょうね。半分泣きそうな顔をしながら、それこそ全く余裕のない運転にこちらも気が気じゃありませんでしたが、結局1時間以上かかってホテルへ到着しました。ホテルが見えたときは嬉しかったなあ。「あれだよ、あのホテル!わかる、アレ、アレ」って大声で叫んじゃいましたからねぇ。既に日も落ちて辺りはすっかり真っ暗です。

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このホテル

で、支払い。こんなもんだろうと適当にお金を渡すと、必死の形相で足りない足りない、と訴えてきます。こういうのは言葉が通じなくても通じちゃうんですねぇ。不思議です。で、少しずつお金を渡して行くのですが、なかなか納得しない。どうもかなりの長距離と長時間走ったのだから、こんなものじゃないだろう、とこういう事の様で、かなりの額を渡してやっと納得してくれました。日本のタクシーと値段的に大差ないじゃん。そもそも、お前が道知らなかったのがいけないんだろう、と文句の一つも言ってやりたかったですが、言ったところで全く通じないのですから無駄ってものですね。それに彼の鬼気迫る訴えかけになんか根負けしてしまいました。別にボッタクってやろうって言う雰囲気でもなく、心からこれが正規の料金なんだよっていう訴えでしたから。でもね、あくまでもそれは彼の感覚的な問題で、結局、翌々日にホテルで呼んでもらったタクシーでは、半額くらいで空港までいけちゃいましたから、やっぱり払い過ぎだった様です。でもね、この国のタクシーの値段ってのは前述の通り、どうもそんなものの様ですからね、もう諦めました。

そしてホテルへチェックイン。山の上にある小さな町の小さなホテル。どうもホテルの最上階に住んでいる老夫婦が半ば趣味で経営している、そんな感じのホテルです。ベイルートの街中からだいぶ離れている事もあってお値段もかなりリーズナブル。バックパッカーにもお勧め出来るかもしれません。また、この山の上から眺めるベイルートの夜景は本当に素晴らしかったです。もちろん、昼間も絶景です。それにこの小さな町自体も大変雰囲気が良くとても素敵でした。軽井沢的の裏通り的な雰囲気のところに、ちょっとした素敵な住宅街が広がっている、って感じでしょうか。もちろん部屋も奇麗で良かったです。

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こーんな感じのところ。
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絶景でしょ。
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ただ、このホテル、レストランが無く、食事も付きません。部屋には小さなキッチンが付いていて食器や調理器具も最低限揃っており、従業員に頼めば近所のスーパーで買い物もして来てくれる様です。まあ、こんなところもまで来て自分で料理も無いので、この日はケータリングを頼む事に。どうも自分で出前を頼むのがこのホテルのルールの様でしたが、それも面倒なのでフロントに押し掛け、「これ食べたいんだけど電話してくれない?」と頼んでみます。しかし、この日のフロントのシフトの兄ちゃんがまたいい加減な奴で、悪い奴では無いのですが、どうも何を頼んでもいい加減。「えー、面倒だから、自分で電話しろよー」だと。「おーい、オレは客だぞー、それぐらいしてくれても良いじゃんかよぉ。」と半ばキレ気味になっていると、別の従業員の出来た兄さんがたまたま入って来て、「いいよいいよ、僕が頼むから」って電話してくれます。

この日、夕食に頼んだのは寿司。なぜ、レバノンで寿司?と言われても、レバノン料理ばかりでいい加減食傷気味。和食が食いたい。と言う事で寿司に。普通に寿司の出前があるのがこのレバノンの良いところですね。兄さんによると大体30分くらいで来るとの事。山の上の小さな町ではありますが、車で5分も行った所に比較的大きめな街がありましたので、きっとソコに寿司屋があるんでしょうね。

30分の間、退屈なので近所を歩きます。ホテルの前にパン屋があったので、明日の朝飯と晩飯後のおやつでもと思い、覗いてみる事に。ナカナカ美味しそうなパンが並んでいます。チンタラと見ていると、店員のお姉さんが近づいて来て、しきりにお勧めを教えてくれます。お姉さん、ちょっとサエナイ感じの田舎の女の子て感じなんですが、えーっと、金髪のソバカス顔で、少女マンガの夢見る少女的な子って言えばわかるかなぁ。赤毛のアンとか足長おじさんの女の子(名前は忘れた)っぽい感じ。あーそうそう、ちょっとサエナイ「アメリ」を金髪にした感じとか。ワカラナイ?えーっと、まあいいや。

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ホテル向いのパン屋さん他

お姉さんにドーナッツなどいくつか頼んで包んでもらいます。すると、ドーナッツを一個オマケしてくれました。もう少し長くいられれば仲良くなれそうな感じのとても人の良さそうな可愛らしいお姉さんでした。お姉さん、ドーナッツをどうもありがとう。とても美味しかったですよー。

こうして夜も深けて行くのでございました。

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素晴らしいホテルからのベイルートの夜景
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おまけ

あ、寿司は非常に美味かったですよ。驚きです。カニカマかと思いきや、本物のカニだし、ネタも美味い。シャリは流石に本国日本のものには敵いませんが、帰国した際に食べた回転寿しよりもこっちの方が美味かったですからね。これは凄い発見でした。レバノンの寿司は宅配のくせに結構いける、とね。

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これが美味かったのよ。ホント。
# by kuronekonokujira | 2011-11-15 05:55 | レバノンの旅
いい加減、「まだ続くのかよ」って感じですね。続くのです。いや、本当はそろそろ終わりにしたいのですが、仕事も始まってしまって一遍に書くのが厳しくなってしまったので小出しにしております。一応、旅の記録ってことでせっかくですから自分でも忘れない様に残しておきたいですからね。

と、言う事で続きです。

ここらで軽く一休み。自転車のパン売りの兄さんを眺めながらベンチに腰掛けていると、ふと声を掛けられます。見あげてみると、ちょっとふっくら、真ん円なお顔の十代前半くらいと思われるお嬢さんでした。中学生くらいでしょうか。「あのぉ〜。私ぃ、日本と韓国の文化にとっても興味があってですねぇ……」「はいはい、なんでしょうか?」「えっとぉー、日本語もちょっと勉強してましてぇ」「うんうん、それで?」なんだかモジモジとしていて、何が言いたいのかさっぱりわかりません。「あっあのぉ〜(モジモジ)『コンニチワー!、オゲンキデスカ?』」「ああ、はいはい、コンニチハ、オゲンキデスヨ。」と答える。そして彼女はモジモジしたまま嬉しそうに去って行きました。要は覚えた日本語を僕に言ってみたかっただけの様ですが、まあ可愛いもんじゃありませんか、ね。でもね、去り際に「サヨウナラ」を言えれば完璧だったのにね。それと、韓国ってつけたのはちょっと余計だったかも知れないゾ。

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まあ、いずれ彼女も、「A君もB君も好きー」って言うよりも「A君だけが好きー」って言っておいた方が得なのだと知るときが来ることでしょう。って一体なんの話ですか?

なんにしてもオジさんを楽しい気分にしてくれてどうもありがとね、カワイコチャン。

えー、どうでも良い話ですが、実際、このレバノンと言う国には「非常に美人が多い」と言うのが最も印象に残った事と言っても過言ではないでしょう。中東・ヨーロッパ・中央アジアの丁度中間地点、なんかあらゆる人種のいいとこ取りをした様な端正で小さな顔立ち。しかもスタイルまで良いときた。美人、そして美男だらけ。ケッ。あ、いや、しかし、これに関しては一見の価値ありでしょう。パン屋でせっせと働く美人のオネーさんなんて、サウジでは決して見られない光景ですからねぇ。なんか清々しくて素敵な光景でしたよ。とね。

まあ、それはさて置いて、これ以上海岸沿いを歩いて行っても昨日と同じところへ行ってしまうだけです。時間も2時を過ぎ、遅めのお昼と行きたいところ。しかし、サスガにマクドナルドでってのはちょっとねえ。再度、地図とニラメッコ。そして、昨日のハムラ通りがここから歩いても10分程度と言う事に気付きます。あそこなら食べるところはたくさんありますから。と言う事でまた歩き始めます。トコトン行き当たりばったりな旅となっておりますね。

海岸沿いから住宅街、大学の横を通り抜けハムラへ。ハムラ通りは海岸よりやや小高い丘の上となっている為か、途中の長い階段で一汗かいて、息も絶え絶えになりながら都会の繁華街へ出ます。

レストランを求めてさまよい歩く事10分程。面倒になって目についた派手な中華屋に入ります。入ってビックリ、なんか多くの家族連れが中で待っていました。しかし、僕は一人。直ぐに席へ案内されます。メニューを眺めラーメンっぽいものがない事を確認(無念)。餃子と焼きそばを頼みます。ところが、餃子はすぐにやってきましたが、メインの焼きそばがなかなかやってこない。20分が経過した頃、軽く文句を言ってみます。「混んでいるんだから文句言うんじゃないわよ」とばかりに睨みつける、フィリピン人のおばちゃん店員のその迷惑そうな応対にイラッとする事しばし。更に10分、イライラも限界に近づき、金髪のレバニーズと思われる兄ちゃん店員に改めて文句を放れる。「30分待ってるのに、まだ来ないんだけどぉ、どーなってるの?」「どーもすいません。もうすぐ来ると思います。」とペコペコと申し訳なさそうに謝る兄ちゃん。その横を「邪魔よ、あんた」と言わんばかりにセカセカと動き回るおババ。この兄ちゃんの様にもうちょっと控えめな応対が出来ないものかと、苛立ちも更にツノルってなもんですよ。

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そんなこんなで大して美味くも無い焼きそばを食べて店を出ます。店自体はお洒落で大人気でしたから、普段の混んでいないときに行けば悪く無いのかもしれませんが、どうもタイミングが悪かった様です。そう、全ては連休が悪いと、こういうことです。

そして、店を出ると直ぐにタクシーを拾い、ホテルへ荷物を取りに戻り、次の宿へ移動です。ここでまた一波乱。拾ったタクシーが悪かった。運転手の兄ちゃん、全く英語が通じない。地図とホテル名だけを頼りにホテルへ向かいます。途中、何度も何度も道行く人に道を聞いています。驚いた事にこの兄ちゃん、アルファベットすら読めない。ホテル名がかかれた地図を見せても、全く読めずなんと言うホテルなのか道行く人に紙を見せて聞いています。

このアルファベットが書かれた看板やネオンサインだらけのこの国で、彼は今までどうやって暮らして来たのでしょうか?確かに英語は出来ない人も結構いますが、その分フランス語が出来る人が多く、アルファベットそのものが読めないという人には初めて出会いました。きちんとした教育も受けられない程貧しい家庭だったのでしょうか。なんか、非常に余計なお世話かつ失礼ながらも、彼の生い立ちをあれこれと考えてしまいました。

とは言え、現実問題としてこれは非常に困りました。しかし、既に車は走り出していますので、降りる訳にも行かず、「まあ、なんとかなるさ」と高をくくりつつ乗り続けます。やっぱりね、それでもなんとかたどり着きましたよ。我がホテルへ。荷物を受け取り、そして次のホテルへ。

で、また別のタクシーを呼ぶのも面倒なので、この全く英語の通じない、アルファベットを読む事すら出来ない兄さんに、次のホテルへ言ってくれと告げてみます。大冒険です。今考えればやめとけば良かったのに、ってところですが、ただホテルへ連れて行ってくれるだけでいいのですから、大丈夫だろうと、その時は考えてしまったのですね。アホです。

つづく

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次の目的地へ着いたときはすっかり夜でした。
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なんかトンデモないところへ来てしまったなあと思った物です。
# by kuronekonokujira | 2011-11-14 06:18 | レバノンの旅
やっとこさ6日目のお話。
ベイルートにやって来て3日目です。もうとっくにリヤドに帰って、お仕事も始まっちゃってるんですけどね。

この旅も残すところこの日を含めてあと三日。最終日は昼の飛行機と言う事もあって実質あと丸二日です。さあどうしよう。サスガにこのままだと残りの時間まで無駄に過ごしかねないと言う事もあり、多少の計画は立ててみる事にします。しかし、実は同じところにずっと滞在するのもツマラナイだろうと、この日より第二の宿へ移る予定になっており、それも考慮した予定にしなければならないと、こういう事で、実に計画性の無い旅なのです。

とにもかくにもガイドブックとにらめっこします。次の宿がかなり街から離れている山の上と言う事もあり、チェックアウト後も荷物を預かってもらって、近辺を巡り、再度荷物を取りに戻ってから、夕方に次の宿へ移るという実に無難なプランをチョイス。

とは言え、近辺の見どころと言っても、なんか大したところが無い様に思えます。このベイルートと言う街は、繁華街や海岸を散策したり、カフェで文庫本でも読んだりと言った、のんびりとした休日を過ごす為に訪れるのが良い所なのかもしれません。もちろん、地方にまでちょっと足を伸ばせば世界遺産に登録された立派な遺跡などもありますので、そちらに行けば良いのかもしれませんが、ヨルダンで散々巡って来たあとと言う事もあり、どうも一人で遠出する元気も出ず、結局はチンタラと街を散策するくらいしか思いつかないのです。

それでもと思い、市内の国立博物館へ出向く事にします。そのあとは周辺を巡ってホテルに荷物を取りに戻り、次の宿へ移動、と、こんな計画を立ててみました。そうとなれば、トットとホテルをチェックアウトして博物館へ出発出発。ホテルでタクシーを呼んでもらい移動開始です。でも結局、大体午前11時頃と、またしてもチンタラとした出発となりました。そして、程無く迎えるガックリ感。

何が?と言えば、博物館、「休館」でした。ガックリ。「なんでだよ、休みは明日のはずじゃ」と文句を言ってみるも休みなものは休みです。途方に暮れている僕に声をかけて来るオジさん。「今日も明日も祝日なのでお休みだよ。」だそうで。何それ?あとで別のタクシーのオヤジ(キリスト教徒)に「ハッジってのはレバノンでもやっぱりお休みなのかい?」と聞いてみたところ、ハッジってのはメッカに巡礼に行く事だろう、逆だよ。皆帰ってきてお祝いするの。」というワケのわからない事を言われました。その時はさっぱり意味が分からなかったので、あとで調べてみました。

ハッジ(巡礼)の最終日は犠牲祭と呼ばれる日らしいのですが、レバノンでは連休の祝日になっている様ですね。この国にはキリスト教徒も沢山いるだろうに、皆休みなのでしょうか?やっぱりよくわかりませんが、年末の行事と言う事で、日本で言うところの大晦日とかクリスマスみたいな感覚なんでしょうかね?まあ、とにかく祝日で連休だったのですよ、この日もこの翌日も。ガックリ。こんな事ならきちんと調べておいて、前日に行くべきでした、博物館。そして、翌日同様にがっくりする事になる、この国最大の見どころへも。無計画、と言うのがこんなところではっきりと裏目に出てしまいました。あーあ、きちんと全てまわれていれば、この国の印象もだいぶ違う物になっていただろうになぁ。後悔先に立たずと言う奴ですね。

やむを得なく博物館を断念。声をかけて来たタクシーのオジさんを待たせ、その場に座り込み、しばしガイドブックとニラメッコ。そして程なくして「よくわからないけど、取りあえずダウンタウン(旧市街地)を歩いてみるか」と言う事に。直ぐにオジさんにその様に告げタクシーで移動です。

ダウンタウン(旧市街地)は昨日歩いたハムラ通りのすぐ東側1km〜2km辺りの地区で、ベイルートを象徴する巨大なモスク(ムハンマド・アミーン・モスク)の横で降ろされます。そしてまた、あても無くとにかく歩く、歩く。

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このダウンタウン(旧市街地)は内戦と空爆で破壊され、全く新しい街に生まれ変わっているとの事で、非常に美しく、かつて中東のパリと言われた街並みを取り戻そうとしているのがよくわかります。まあ、ちょっと奇麗に出来すぎていて、どこかのテーマパークっぽくもあり、高級ブランドのブティックなどは嫌らしくもあるんですが、それでも確かに重厚で美しい街並みと言えるのではないでしょうか。

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さらに歩きまわる事30分程。海沿いのフォーシーズンズなどの新しい高級ホテル街と、その裏側に未だ残る、戦火の傷跡のコントラストがなんとも痛々しくもあります。お隣、イスラエルとの関係もそうですし、また他方のお隣、シリアでの騒乱もそうですが、この美しい街並みを再度破壊する様な事態が決して起こらない事を祈るばかりです。

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そして、世界中でお馴染みのハードロックカフェやマクドナルド、スターバックスなどが並ぶ、海沿いのエリアへ。多くの人がジョギングや散歩を楽しんでいる、何とも平和なエリア。平和に勝る幸せは無いのかもしれないなぁ、なんて考えさせられながらの散策となりました。

つづく

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# by kuronekonokujira | 2011-11-13 05:56 | レバノンの旅
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途中なんだかボロい海沿いの観覧車などを超えて更に歩き続け、ついに崖の向こうの海に突き出る大きな二つの岩が目に入ってきます。それはどうやらレバノンの人なら知らない人はいないという、「鳩岩(Pigeon Rocks)」ってやつらしいのです。確かにでっかくて凄いけど、別になんの変哲も無いただの海の岩です。ガイドにもそうかいてあります。(そんな事書いちゃ駄目じゃん)

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時間的に丁度日の入りの頃だったので気付きました。この場所、ばっちりベイルートの西端に位置し、絶好の夕日スポットなんですね。沢山の人達がその海に突き出た西端の崖上に集まり、鳩岩を眺めていました。そしてその横に崖から突き出た、これまたナイスなカフェがあるじゃあーりませんか。その名も「ベイロックカフェ」。

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はい、そのまんまですね。当然お茶タイムです。夕日で赤く染まった海を眺めながら崖の上でカプチーノとは最高のシチュエーションじゃぁあーりませんか。と言う事で、カップルだらけの中、一人で崖っぷちの席を陣取りしばし夕日を眺めてボーッとする時間を過ごします。「ベイルートってこういう場所なのかなぁ。こういう旅もまあいいかなぁ。」などと考えながら。

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夕日も沈み切ってしまい、海風をまともに受ける崖上の席もやや肌寒くなり、テーブルの上のカプチーノも底が見え始めたところで、店を出て再度歩き始めます。それこそ全くあてもなく。なんかカッコいい様ですが、全く何も考えずただ歩いているだけ。アホです。でも、本当に行くべきところが見当たらない、考えつかない。ベイルートってなんかそんな街、ってこの時は思ってました。そう、つまらんところだな、と。「何も知らないくせに!」ってベイルートっ子に怒られてしまいそうですね。

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大通りを歩き続ける事1時間程。でもいっこうに何も現れず、なんだかやたらと寂しい。やや通りが明るくなり店が増え始めた辺りでギブアップ。「もういいや、ホテルにかーえろ」ってなものですよ。そしてまたタクシーを拾う。数台に声をかけるも、「そんなホテルは知らん」とか言われて断られる。やっぱり、このセルビス/タクシーの切り替えルールが今ひとつ理解出来ないのです。そうこうもすると、また一台、ボロい日産車が横に停まり、運転手のニーちゃんが声をかけて来ます。「このホテルに行きたいんだけどな」と地図を見せる。既に助手席には別の客のニーちゃんが座っており、二人でそれも見て何やら話をしています。そして、「タクシーになっちゃうけど、いいかい?」と言う様な事を言われる。「もちろん」と言いつつ後部席に乗り込みます。

「っていうか、駄目な場合って何?」やっぱりよくわかりません。

そして、そして、このタクシーに乗った事により、ついにこの国でも大事件が起こるのです。ジャジャーン!お楽しみはまた明日。それじゃーまたみてねー。うんがっんっん。(なんだかわからない人は、別に気にしないで下さい。)

前の運転と助手席の客らしき兄ちゃん達が何やらジュースの様な物を飲み始めました。そして、一本僕にもくれます。どうやらそれはエナジードリンク、レッドブルの様な類いのものらしいのですが、問題はその名前。「ウォッカエナジーXXX」とか書いてあります。「なにい?これアルコール入りなんじゃないの?」と思い、聞いてみる。「これ、アルコールが入っているんじゃないの?」すると助手席の兄ちゃんが答えます。(運転手の兄ちゃんはかなり英語が怪しく、適当な片言です。)「いや、入ってないよ。間違いない!」と答えます。確かに彼は" without alcoholic ! "と僕に言いました。安心して僕もお礼を言って飲み始めます。なるほど、エナジードリンクです。しかもかなりキッツイ奴です。「いや、これ、アルコール、入ってるんじゃないの?」そのキッツイ刺激的な味にごまかされていますが、確かにアルコールの風味がするのですよ。

そうこうしていると、助手席の兄ちゃん、目的地に着いたのか降りて行ってしまい、運転手の兄ちゃんに促され助手席へ移動します。もちろんジュースはまだ飲み干していません。助手席は後ろよりも若干明るく、缶の文字も読みやすい。で、改めてその注意書きを読んでみます。「なになに」「アルコール飲料、10%入り。飲んだら決して運転してはいけません。18歳未満は飲んでは飲んでは行けません。」「なにぃ!!」これ酒じゃん。間違いなくアルコール入っているじゃん。しかも10%って結構強いじゃん!隣をみると兄ちゃん美味そうにゴクゴクと飲んでいやがります。「これ、酒じゃん」って僕が彼に言うと「え?そうなのぉ?オレさあ、これが無いと駄目なんだよねぇ。まだまだあるから、もっと飲むかい?」とかヌカシやがる。足下を見るとビニールの袋に冷えた同じ缶が沢山入っている。こいつ、これを飲み続けてタクシー運転してやがる。呆れて「おーい、お前酔っぱらってるだろう?」と聞くも、どうも彼はその手の英語が理解出来ない模様。ヘラヘラとやたら楽しそうに話を始めます。「今の警官見たかーい?前の奴が思いっきり違反してるのに、全然見て見ぬ振りだぜぇー、これがこの国なんだよなぁ」やたらテンション高く話をするのですが、このときはっきりと理解しました。こいつ、酔っぱらってやがる!!!

このテンション、若干ろれつのまわらない感じ。片言の英語とは言え、はっきりと酔っぱらっているのがわかります。もうね、生きた心地しませんよ。まあ、この国じゃそんなのも当たり前な様ですけれどね。酔ってるくせに、メチャクチャな道路状況の中をメチャクチャな運転で器用にスルスルと抜けて行きますから。ゾゾーっと背筋が寒くなるのを感じながら、そこから数分のドライブ、本当にもう結構ですから。

「なあ、あんたいくつだい?」「39。もうすぐ40。」まあ、彼らからすると、とてもそうは見えないってのは承知で言ってみます。「え゛え゛え゛え゛え゛ー!!!」思ってた以上のリアクションです。まあ、相手は酔っぱらいですから。しげしげと僕の顔を眺める兄ちゃん。どうしても信じられないと言う表情。頼むよ、運転に集中してくれ。「そっかー、オレは24なんだー。結婚したばっかで、頑張って働かなきゃねー。」いやいや、だったら飲酒運転はやめようゼ。「あんたは結婚してるの?」「してないよ」「ええーなんでー」もう、うるさいよ。いい加減にしてくれぇ。

などと、どうでもいい会話をしながら、多少ホテル周辺で迷いもしましたが、ようやく我が宿に到着。兄ちゃん、「電話番号教えるからさあ、また必要なときは電話してよー」だと、人はまあ確かに良いんだけどね、取りあえず携帯電話に彼の番号を登録はしてあげましたが、この番号にかける事は金輪際決してない事でしょう。

で、部屋でグッタリ。もう晩飯をどうするか考える余裕も無い。が、腹ってのはそれでも減って来てしまう物でして、仕方ないのでルームサービスでスパゲティでも頼むことに。フロントに電話すると昨日のあの天然ネーチャンが出ました。「スパゲティ・ボロネーゼひとつ。」ネーチャン「スパゲティボロネーゼぇ???」メーニューにあるのに何度言ってもわかってくれない。どうやら普段スパゲティボロネーゼなんてものは食べないらしい。電話口でぼそぼそ言う声が聞こえる。どうやらベルボーイの兄ちゃんが説明しているようだ。で、なんとか伝わった模様です。

それから30分後、恐ろしく不味いスパゲティボロネーゼが届きましたとさ。

はい、皆さん、ベイルートのホテルでスパゲティボロネーゼなんか食べてはいけませんよ。

こうして、ベイルート二日目の夜も深けて行くのでした。
# by kuronekonokujira | 2011-11-12 01:28 | レバノンの旅
やっとこさ5日目でございます。

ベイルート二日目は、既にアンマンでお腹いっぱいな気分で、今ひとつやる気が起こらない。外を見れば激しく雨が降っています。なんてこった。確かに夕べ遅くはかなり激しい雷雨になっていたけど、もしかして今日一日雨なのか?と、どんよりとした気分で、ちんたらと朝10時に起床。朝食が10時半までだったのを思い出し、慌てて食堂へ。極々普通の朝食ビュッフェを食し、久々に風呂にお湯を張ってシャワーなどを浴びつつ11時半頃出発。この時、雨はすっかり上がって、爽やかな青空が雲の合間から顔を出し始めていました。はい、これも日頃の行いがよろしいからですね。

しかも、一日どうするのかなんて全く決めていない完全な行き当たりばったりの旅がこのレバノン、と、こういう事でして。まあ、これが最大の失敗だったと気付くのはこの二日後の事でしたが、それはまたいずれ。

なんとなくホテル周辺の住宅地をを散策し大通りまで。そこで銀行のATMを発見し取りあえずお金を下ろします。この国のATMではUSドルとレバノンポンドを選べるんですね。なんだ、じゃあ余っても使い道に困らないUSドルを選んだ方が良いに決まってるじゃん、とか思い、全てドルで引き出す事に。

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ホテル周辺の住宅地

さて、どこへ?取りあえずタクシーを拾わない事には話にならない。

「うーん、取りあえずはベイルートの中心街らしいハムラストリートとやらへ行ってみますか。」

この国のタクシー、きちんとタクシーと書かれたタクシーは少なくパッと見は普通の乗用車です。ただナンバーが赤いだけ。しかも普段はセルビスと呼ばれる巡回の乗り合いタクシーで、行き先が一致した場合のみ安価で乗れるらしいです。そうで無い場合はタクシーになるのですが、料金がかなり変わります。そして多くの場合は運転手の言い値になるという、このややこしいシステム。とにかくなんだか面倒です。相乗りで巡回しているセルビスが街中、沢山走っているんですが、このセルビスが頼むとタクシーに変身するというシステムなのですね。

基本、普通の人は自家用車を持っており、交通手段は自分で運転する車というのが普通の様です。セルビスは、自家用車を持てない様な人々の為の安価な移動手段、との事で、タクシーとして利用される事はあまり考慮されていない、とこういう事の様ですね、どうも。

実際、セルビスだとかなり割安らしいらしいのですが、そのそも、このセルビス、どこへ行くのかさっぱりわからない。「運転手に声をかけてどこへ行きたいか告げて、OKなら乗れば良いらしく、とにかく赤いナンバーを目印に声をかけまくります。僕以外にも数人が表通りに立っていて次々に赤いナンバーの車に乗り込んで行きます。ガイドブックによるとセルビスは古いベンツが多いとの事ですが、古い情報なのか今は全くそんな事はなく、軽自動車並みの小型車からプジョー・ルノーといった欧州車のセダン、ワンボックスまで様々です。車種も様々なら車の新しさや奇麗さも様々。もちろんベンツもある事はありますが、古いのもあれば新しいのもある。出来れば新しくて奇麗な高級車に乗りたいところですが、皆さんそんなの全然気にせず通りかかったセルビスにドンドン乗り込んで行きます。

ちなみに今まで訪れた国々での日本車率はかなり高かったのですが、この国は圧倒的に欧州車が多く驚きました。ベンツ・BMWといった高級車もですが、新旧のルノー・プジョー・シトロエンといったフランス車がやたらと目につきます。なんかフランスへやって来た様な気分です。

僕も負けじと声をかけます。で、停まってくれたのが事もあろうにダイハツの軽自動車(多分、海外仕様車で800ccとかなんじゃ無いかと思います。220km/hまでメーターが振ってありましたが出るワケが無い)。運転手のジイちゃんに行き先を告げると、「ああ、つまりタクシーって事だね?」。私、「???」。タクシーに乗りたくて止めたタクシーに、タクシーがいいのか?って聞かれたのは初めての経験です。なんだかさっぱりシステムが飲み込めません。まあ、よくわからないので、「タクシーでお願いします。」と言いつつ再度行き先を告げます。行き先は、ベイルート最大の繁華街「ハムラ通り」です。

いくつか乗ってみてわかったのですが、離れた場所に行くときは、まず乗るときに「自分はどこどこへ行きたいのだが、タクシーとして乗せてもらえますか?」ってな聞きかたをするのが良さそうです。じゃあ、セルビスってのは一体なんなんでしょう?ちょい乗り専用に利用する物で、皆当たり前の様に同乗しているのですが、そんな旨い事行き先が一致する物なのでしょうか。結局セルビスについては、最後まで旨い利用方法ってのが理解出来ずにレバノンの旅を終えたのでした。くそう。

さて、話は戻ってジイちゃんにハムラストリートに連れて来てもらい、端っこからとにかく海の方角を目指通りを歩きはじめます。「うーん、なんて事無い通りだなー。」ってのがこのストリートの最初の印象。だって、渋谷と新宿足して割った程度の極々普通の都会の商店街って感じなんだもの。うーん、つまらん。仕方ないので、とにかく海に出てみようとガムシャラに歩く、歩く。ちょいと迷ったりもしながらもiPhoneで方位を確認し、住宅街などを超えて、なんとか海沿いにまで出ます。

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特になんて事の無い普通の都会の繁華街「ハムラ通り」東京でも欧米諸国でもどこでもありそうな感じ。

いやあ、青い海。青い空。白い雲。爽やかな風。いいですねー。やや日差しは強いものの、このベイルートも秋と言う事なのか、非常に清々しい気持ちのよい気温に湿度で歩くにはもってこいです。そして海沿いを歩く事数分。大きな灯台が見えてきます。その灯台の下には海岸に迫り出した、何やら良さげなカフェらしき店があるじゃないですか。と言う事で、昼食がてら入ってみることに。あとでガイドを見てわかったのですが、結構有名なお店の様でしたよ、ソコ。

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ここです。

早速、チーズを焼いたハルーム、鶏肉を焼いたコフタのラップ、ひよこ豆を練ったホンモスを注文します。アラブの料理では全て定番のものばかりですが、もともとアラブの料理の源流はレバノン料理なのだそうです。つまりこれら全てレバノン料理ってことなんですね。サウジでも普通に食べられる物ばかりなのですが、実際、こっちで食べると美味い。やはり本場はこっちって事なんでしょうか。しかも、これらの料理、サウジで食べるよりも癖も少な目で日本人好みのお味です。これ、やっぱり日本でも流行ると思うんだけどなあ。

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結局夕べと大差無い感じ
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カフェの中を徘徊するニャンコ

で、のんびりとした食事もすませて、また海岸沿いをあてもなく歩き始めます。既に日も傾き始めています。うーん、これじゃあ何にもしないで一日が終わりそうだなー、なんて思いながら歩きます。いや、結局この日は何にもしないで終わっちゃったんですけどね。まあ、つまり、ベイルートの中心部ってのは買い物とかしなきゃ何にもないと、そういう事なんですね。東京と一緒。

でも海沿いを歩くのは気持ちがいいものです。途中、沢山の猫ニャンに出会い、写真に収めようと追いかけ回しましたが、かなり警戒しているらしく逃げられてばかりでした。まあ、それも良し、かな。

つづく

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とにかく猫ニャンだらけ
# by kuronekonokujira | 2011-11-11 03:18 | レバノンの旅